寝ているときや、スポーツの時などに、
急に脚がつって痛い!!という経験がある方も多いと思います。
最近は脚がつった時に飲むと良い漢方薬もあるそうですが、
薬を飲む前にやっていただきたいことがあります。
そもそも「脚がつる」というのは、
筋肉が勝手に急に引きつる(収縮する)ことです。
つるというのは、なりやすい要因があります。
疲労、冷え、脱水、電解質不足、神経痛などがあると、
つりやすくなります。
そして大事なのが、つった時の対処法です。
経験者の話を聞くと、痛みが治まるまで我慢するなどと言う方もいますが、
それは得策ではありません。
つった状態が続けば続くほど、筋肉にダメージが残るからです。
それを抑えるには、つった筋肉をゆっくり伸ばし、
つっている状態を少しでも早く解消することが大切です。
つりやすい場所は1番がふくらはぎ、
2番が足の裏、3番目が太ももの裏でしょうか。
1、ふくらはぎがつったとき
膝はなるべく伸ばし、足を返すようにしてふくらはぎを伸ばす
2、足の裏がつったとき
足の指を手前に引っ張り、足を立てるようにして足の裏を伸ばす
3、太ももの裏がつったとき
膝をある程度伸ばして前屈し、太ももの裏の筋肉を伸ばす
それぞれ写真のように筋肉を伸ばすように持っていくと、
つっている状態はすぐに解消することができます。
ただすぐに戻すと再びつりやすいので、
そのまま20~30秒ストレッチしておくとつりにくくなります。
よくあるのが寝てるときに伸びをしたらつったという方ですが、
いわゆる「のび」をするときは足首を伸ばし、
ふくらはぎの筋肉を縮めている状態です。
筋肉は縮んでいる状態だとつりやすく、
さらにそこで力を入れるとつりやすくなりますので、
「のび」をしてつりそうになったらすぐに足首を立てます。
するとふくらはぎの筋肉が伸ばされるので、
つりにくくなります。
しょっちゅう脚がつるというのであれば、
何かの異常を知らせる体からのサインかもしれませんが、
たまにつるのであれば直しかたを知っておき、
つったときでも慌てずに対処できるようにしましょう。