スタッフブログ - 横浜ヘルスケア（整体）

手足に痛みやしびれがある方は多いと思います。

先日も書きましたが、手足の痛みや違和感で都内から来院されていた方がいます。

 

その方の症状は１０数年前にもあったそうですが、

その後に他の症状で薬(抗不安薬)を１２年間飲んでいたときは治まっていたそうです。

しかし約１年前に薬をやめるとまた手足の痛みや違和感が出てきたそうです。

 

そこで病院へ色々行ったそうですが、

最終的な診断は頸部脊柱管狭窄症(首の神経の通り道が細い)とのことでした。

そちらの医者からは首に負担のかからないように注意することを箇条書きで渡されていましたが、

これでは何もできない！というほど様々な制限が書かれていました。(首を回さないなど)

 

 

しかし、首や腰を動かしても症状に変化はなく、

両側がほぼ同じ症状というのも不思議に思いました。

そこで神経の病気では？と思い、脚気(かっけ)の検査をすると反応しませんでした。

ビタミンＢ１の不足が原因ということだと考えられます。

他に不足すると末梢神経炎になるので、

今回の症状と一致するように思えました。

 

かなり長期に渡って症状が出ていたということは、

食事が原因というより元々ビタミンＢ１を吸収しにくい要因があるかもしれないので、

薬局で薬を買って飲んでみてはどうか？と提案しました。

帰りにさっそく買ったのはサプリメントだそうですが、

１週間ちょっと摂取しているとほぼ症状が治まったそうです。

めでたしめでたしでした。

 

今回は非常に特殊なケースですが、

患者を触ろうともせず画像だけを見て診断を下した医者に対し、

ご本人も大いに疑問を持っていました。

 

私は医者ではないので診断というわけにはいきませんが、

これだと決めつけずに色々な可能性を探っていく必要性を感じました。

 

その方は昨日の来院でとりあえず卒業となりましたが、

こちらも勉強になった今回のケースでした。