先日から脚の痛みの治療に来られている方がいます。
「腰椎すべり症」と医師に診断されていて、
立っているときや歩いているときなどに脚に痛みが出ていました。
最近よく聞く「脊柱管狭窄症」のような症状です。
そちらの症状はずいぶん落ち着いてきたのですが、
先日に長い距離を歩いた後から、
膝に水がたまるようになっていました。
あまり膝に水がたまると痛みが出てくるので、
整形外科で何度か水を抜いてもらったそうです。
その方は現在は体重もオーバーということもなく
脚の骨もO脚でもなく膝に痛みが出そうな体型ではありません。
しかし実際に膝に水が溜まるし、
お皿の周辺は水が溜まってぶよぶよしています。
お皿のまわりに少し関節の変形があるのはさわった感じで分かります。
その方は65歳の男性ですが非常に体が柔らかく、
特に普段ストレッチなどをしているわけでもないのに、
脚が90度よりもずっと高く上がるので最初は私も少しびっくりしました。
病的というほどではありませんが、
生まれつき非常に体が柔らかいという症候群があります。
私もそうなのですが、その方もそれに当てはまるようです。
色々考えた結果、体が柔らかすぎるため、
膝のお皿が普通の人より動きすぎてしまい、
お皿の裏の軟骨がすり減ってるのではないか?という考えに至りました。
レントゲンでお皿と膝の骨のレントゲンを撮り、
隙間がなくなってきている(軟骨がすり減っている)なら正解と言えそうです。
体が柔らかすぎる人の弊害としては、
関節(肩など)が抜けやすい、靭帯が弱い、内出血しやすい、
皮膚が裂けたり切れたりしやすい、すべり症になりやすい、
傷跡が残りやすい、などが挙げられます。
体は硬いよりは柔らかいほうが基本的にはいいのですが、
柔らかすぎるとこのような状況となることもあります。
何事もほどほどが良いと言えそうですね。
立っていたり歩いたりしたときに脚が痛くなる人や、
腰痛や坐骨神経痛などでお困りの方は、
横浜ヘルスケア(整体)に一度ご相談ください。