めまいは横浜ヘルスケアの専門分野ではありませんが、
当院では健康に関する情報は色々とご提供しています。
椎間板ヘルニアで通院されている方が、
最近めまいがするようになってきたと言いました。
特に朝起きたときを中心にめまいがするとのことでした。
めまいの原因として有名な「メニエル病」というのがありますが、
当院ではそのような診断することができません。
ただもう一つなりやすいめまいとして、
「良性発作性頭位めまい症」というものがあります。
一時期、元なでしこジャパンの澤選手も悩まされていたそうです。
起きたときなどじっとしていた後に起こるめまいで、
1分くらい安静にしておさまるなら可能性があります。
かんたんに説明するのがちょっと難しいのですが、
体の回転などを感じる「感覚毛」というところに、
「耳石」という器官からはがれ落ちたカケラがぶつかり、
「めまい」として感じてしまう、というものです。
「耳石」は少しずつはがれ落ちていくことは普通なのですが、
はがれただけでサラサラとしていれば感覚毛に影響はありません。
ただ睡眠中などじっとしている間にはがれたカケラが固まると、
「感覚毛」にぶつかるほどの大きさになってめまいを起こします。
それを防ぐ方法は意外と簡単で、
「枕を少し高くして寝る」ということと、
「起き上がる前に左右に頭を少し動かしてから起きる」
というものです。
一つずつ解説をすると、
寝ているときの頭の角度が水平に近い(まくらが低い)と、
耳石のはがれたカケラが固まって感覚毛に当たりやすくなるので、
まくらを少し高くすることで感覚毛に当たりにくくします。
また寝てる間などに、
耳石のはがれたカケラが固まるのはある程度は仕方ないので、
頭を動かしてかたまりをサラサラに戻すとめまいは起きにくくなります。
立ち上がってグラッとする前に、この運動をします。
やり方は簡単で、起き上がる前に、
寝たまま左右のどちらかを向いて10秒かぞえ、
また上を向いて10秒、次は反対を向いて10秒、
最後にまた上を向いて10秒というように頭を動かします。
もしこの2つを1週間程度ためしても改善がみられないのであれば、
病院で診察を受けることをおススメします。
朝起きたときのめまいでお悩みの方は、
ぜひお試しください!