スタッフブログ - 横浜ヘルスケア（整体）

今年の１月半ばごろに来院したサッカー部の１７歳の男子高校生は、
腰椎分離症ということでネットで当院を見つけ、来院しました。

腰の痛みと、脚の痛みがあるということでしたが、
当初は腰からくる脚の痛みだろうから腰が良くなれば治ると思っていました。

しかし腰の痛みは取れてきて部活のサッカーを再開するも、
脚の痛みがとれないと言います。
色々と話を聞いていると、特に走った時に脚が痛いとのことでした。

腰からくる痛みでは椎間板ヘルニアや脊柱管狭窄症からくる坐骨神経痛
なども考えられますが、ヘルニアや狭窄はなく、
痛みはほとんど走ったときなど運動した時の痛みでした。

歩いたときに脚が痛くなる脊柱管狭窄症は有名ですが、
歩いた程度ではほとんど痛みは起こらないようでした。

また脊柱管狭窄症の方でも自転車こぎは脚に痛みが出ないことが多いのですが、
負荷を強めにしてこぐとやはり脚に痛みが出てしまいました。

他の運動負荷試験もしてみましたが、どうも腰の影響はなさそうでした。
立ったままの運動なら腰からくる痛みの可能性もありますが、
ベッドに寝たままの運動では腰の影響が少ないからです。

運動した時の脚の痛みとしては、閉塞性動脈硬化症や、
血管炎なども考えられますが、１７歳で動脈硬化症はほぼありえないですし、
血管炎(血管に炎症が起きて血管が狭くなり血の流れが悪くなる)であれば
全身のどこの筋肉にも運動した時の痛みが出る可能性がありますが、
腕はダンベルを持って運動をしても痛みは起こりませんでした。

総合すると、脚に行っている動脈に問題があるのではないかと思います。
座っていると脚がだるくなる感じで立って体を伸ばすと楽になると聞き、
脚の筋肉も比較的発達していることから、
筋肉などの組織で血管が圧迫されている可能性もありそうです。

その先の検査や治療に関しては当院ではどうしようもないので、
血管外科など血管専門のクリニックを受診することを勧めました。

何か問題が見つかって治療によってそれが回復し、
早く自由にサッカーができるようになることを願っています。

腰椎分離症や脚の痛みでお困りの方は、
横浜ヘルスケア(整体)にご相談ください。